ホルスフィールドリクガメ
2007年 09月 25日
ホルスフィールドリクガメってどんな動物?
リクガメは爬虫類の中でも非常に人気が高い動物です。飼育法を知らないままに購入される場合も多く、間違った飼育法による問題が数多く生じています。
今回は飼育が比較的簡単といわれているホルスフィールドリクガメ(ロシアリクガメ)Testudo horsfieldiiをご紹介します。
ホルスフィールドリクガメは前肢の爪が4本あるため、ヨツユビリクガメとも呼ばれています。背甲を上から見ると、丸く見えます。甲長は30cm程まで成長します。
岩の多い砂漠地帯やステップ地域の他、乾燥したアフガニスタンの高地など、様々な地域に生息しています。このように分布域が広いため、個体によって生活環境は大きく異なります。
リクガメは草食性が強く、自然界では野草を中心に採食しています。カルシウムを豊富に含んだ土壌に生息しており、植物から十分なミネラルを摂取することが可能です。
> 乾燥した環境を好むため、水は入れなくてもよい??
新鮮な野菜、野草から十分な水分を摂取していれば良いかも知れませんが、やはり飲み水は設置するべきでしょう。
> リクガメ用の配合飼料が売られていますが、それだけではだめ??
動物性蛋白が含まれているため、本来は草食であるリクガメにとってあまり好ましいものではありません。カルシウムの豊富な新鮮な野菜をバランスよく与えるべきです。配合飼料は栄養補助食品あるいは非常食と考えたほうが良いと思われます。
> これから冬を迎えますが、冬眠は必要?
自然界では冬眠をします。ただ飼育下で冬眠を行なうには、かなりの飼育経験と知識が必要です。安易に冬眠を経験させようとすると、そのまま亡くなってしまうことが少なくありません。まずは保温して冬を乗り切ることをお勧めします。
文責 獣医師 鈴木慎一
*本家ホームページからの転載です。
リクガメは爬虫類の中でも非常に人気が高い動物です。飼育法を知らないままに購入される場合も多く、間違った飼育法による問題が数多く生じています。
今回は飼育が比較的簡単といわれているホルスフィールドリクガメ(ロシアリクガメ)Testudo horsfieldiiをご紹介します。
ホルスフィールドリクガメは前肢の爪が4本あるため、ヨツユビリクガメとも呼ばれています。背甲を上から見ると、丸く見えます。甲長は30cm程まで成長します。
岩の多い砂漠地帯やステップ地域の他、乾燥したアフガニスタンの高地など、様々な地域に生息しています。このように分布域が広いため、個体によって生活環境は大きく異なります。
リクガメは草食性が強く、自然界では野草を中心に採食しています。カルシウムを豊富に含んだ土壌に生息しており、植物から十分なミネラルを摂取することが可能です。
> 乾燥した環境を好むため、水は入れなくてもよい??
新鮮な野菜、野草から十分な水分を摂取していれば良いかも知れませんが、やはり飲み水は設置するべきでしょう。
> リクガメ用の配合飼料が売られていますが、それだけではだめ??
動物性蛋白が含まれているため、本来は草食であるリクガメにとってあまり好ましいものではありません。カルシウムの豊富な新鮮な野菜をバランスよく与えるべきです。配合飼料は栄養補助食品あるいは非常食と考えたほうが良いと思われます。
> これから冬を迎えますが、冬眠は必要?
自然界では冬眠をします。ただ飼育下で冬眠を行なうには、かなりの飼育経験と知識が必要です。安易に冬眠を経験させようとすると、そのまま亡くなってしまうことが少なくありません。まずは保温して冬を乗り切ることをお勧めします。
文責 獣医師 鈴木慎一
*本家ホームページからの転載です。
by heart-day
| 2007-09-25 08:13
| どうぶつのこと