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愛知県 豊橋市 ハート動物クリニック 動物病院 の日常です


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新年度スタート、フィラリア症予防スタート

こんにちは、尾崎です。
今日からいよいよ新年度のスタートです。
先週まで2月の気温の日が続きましたが、今週から少しずつ暖かくなってくるようです。

3月末、晴れた午後にみんなでお花見(in向山公園)に行って来た時の
妹子、リン、響(ひびき)です↓
新年度スタート、フィラリア症予防スタート_d0129766_16511284.jpg


ご飯はお預け、このあと目一杯あそびました!









動物病院では3月からわんちゃんの狂犬病予防注射とわんちゃん猫ちゃんフェレットさんのフィラリア予防の検査が始まりました。

わんちゃんでは狂犬病注射とフィラリアの検査を同時に行う子が多いようです。
フィラリア予防開始前の検査は血液を数滴から0.1ccほど採取して行います(犬、猫、フェレットさんともに共通)。
検査時間は1〜5分程度です。

また前年の予防の有無(年間適切な時期に7〜8回の予防薬の投与がされているか)によって検査内容が変わりますので、
「おくすり1回だけ飲み忘れたかしら?」や「去年の予防薬が残っている」
・・・という方は診察の際で結構ですのでお知らせください。



ちなみに当院でのフィラリア症予防プログラムは・・・

*3月半ば頃から5月初めに体重計測と血液検査で犬糸虫の感染がないか検査をします
(前年10月生まれ以降の動物さんは血液検査を行いません。)
*4月末から5月の半ばまでに初回投与を行います。

*1ヶ月に1回の投与、合計8回行います。
(注射の場合は6ヶ月に一回になりますので、年間2回の注射か1回の注射と2回の内服薬等の投与になります)
*最終投与は11月末から12月半ばになります。



基本的には上記のように行いますが、3、4月に九州沖縄方面に行かれる方は早めの予防スタートをおすすめします。

成長期の動物さんは体重の増加に合わせてお薬をお出しします。






**重要事項**‘フィラリア予防薬’って?

‘予防薬’と説明していますが、
正確には‘血液中に感染した犬糸状虫の仔虫(ミクロフィラリア)を駆虫するお薬’で
‘仔虫が心臓に寄生してフィラリア症になるのを予防するお薬’
なんです、ややこしいですが。

ですので、予防薬を飲ませ忘れた月に感染してしまった犬糸状虫(成虫)を駆除する事はできません。
またお薬をきちんと飲ませていたのに犬糸状虫に感染してしまった場合も同様です。



ここで大切なのは感染しているところで‘フィラリア予防薬’を飲ませるとどうなるのか?

もし、感染している犬糸状虫が仔虫(ミクロフィラリア、先ほどの感染仔虫とはちがいます)を産んでいると血液中にたくさんいるその仔虫が死にます。
たくさんいる仔虫の死骸が細かい血管につまってショックを起こすのです。
場合によっては動物さんが死亡する事があります。


そのため、動物病院では飲ませはじめる前に血液検査を行って仔虫がいないか(直接鏡検法)、または成虫が感染していないかの検査(抗原/抗体検査)を行っています。


なんだかんだ長くなりましたが、つまり・・・
フィラリアの予防薬を投与する場合は必ず血液検査を行ってから飲ませて下さい!
ということです。



「去年の飲ませ忘れがあるから今年飲ませちゃえ」
というのは(お薬の期限もありますが)、成虫の感染の危険があるので必ず検査を行って獣医師に確認して下さい。



ハート動物クリニック
尾崎佐記
by heart-day | 2009-04-01 16:57 | 病気のこと